理科は資料を読み取る力をつける

サレジオ学院の理科で意識したいのは、知識を覚えることだけでなく、資料を読み取って考える力です。実験の手順、図、表、グラフ、会話文が組み合わされ、そこから条件を整理して答える問題が出ます。用語を知っていても、資料のどこを使うのかが見えなければ得点にはつながりません。

たとえば、てこや浮力の問題では、図の中に支点、水面、容器の位置、入れる水の量など、いくつもの条件が入っています。気体の発生では、実験の手順を読み、グラフの増え方や止まり方を見て、反応の様子を考えなければなりません。植物の問題でも、実験条件の違いを表で比べ、どこから何が言えるのかを判断する必要があります。

大事なのは、すぐに答えを探しにいかないことです。問題を読んだら、まず「何と何を比べるのか」「変えた条件は何か」「結果はどこに表れているのか」を確認します。表なら行と列の意味を見る。グラフなら、増えているところ、変化が止まったところ、傾きが大きいところを見る。図なら、矢印や位置関係、単位を落とさないようにします。

サレジオの理科対策では、知識問題を解くだけでなく、資料を一つずつ説明する練習が必要です。「この表では何を比べているのか」「このグラフから何がわかるのか」「この実験で変えた条件は何か」を、短く言葉にする。これを続けると、問題文の長さに振り回されにくくなります。

塾の理科は、単元ごとの知識確認や問題量をこなす練習に偏ることがあります。それ自体は大切ですが、志望校対策では、学校の出題形式に合わせた読み取りの練習を加えなければなりません。特にサレジオ学院を考えるなら、実験や観察の結果から何が言えるかを、自分の言葉で整理する力をつけておきたいところです。

家庭で過去問を直すときも、正解か不正解かだけで終わらせないことです。どの資料を使うべきだったのか。どの条件を見落としたのか。グラフのどこに注目すればよかったのか。そこを確認していくと、次の問題で同じ読み落としを減らすことができます。

サレジオ学院の理科は、暗記した知識をそのまま出す試験ではありません。資料を読み、条件を整理し、そこから考える試験です。だからこそ、日ごろの学習でも「覚えたか」だけでなく、「資料から何が読み取れるか」を意識して練習していきましょう。

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