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卒業後に置かれた目標

学校の目標が、卒業する日の先に置かれています。サレジオ学院が掲げるのは「25歳の男づくり」。大学合格でも高校卒業でもなく、社会に出たころの姿を教育の目標にしているのです。

十二歳で入学する子に、二十五歳の自分を具体的に描くことはできないでしょう。しかし、早く進路を決めさせるという話ではありません。六年間で自らの「使命」を自覚し、大学で学び、やがて社会の一員として責任を果たす人になるまでを一続きに見る。中高生活を、その長い道の途中に置いているのです。

学校は、その使命の実現をそばで見守り、手助けする教育を「アシステンツァ」と説明しています。子どもの進む道を先に決めるのではなく、本人が自分の可能性を広げていくそばにいる。二十五歳という目標は、この距離の取り方ともつながっています。

さらに毎年、「25歳の集い」が開かれ、同窓生が母校に戻って、それぞれの歩みや志を分かち合います。卒業時にきれいな言葉を贈って終わるのではない。実際に二十五歳を迎えた卒業生が戻る場を持っているところに、この目標の重さがあります。

学校を見るときは、六年間で何を教えるかだけでなく、卒業後の生徒をどこまで見ているかも考えたいものです。サレジオ学院にとって六年間は完成までの時間ではありません。自分は何を担う人になるのか。その問いを持って社会へ出ていくまでの、まだ途中なのです。

サレジオ学院公式「教育方針・沿革」

サレジオ学院、小6対象「入試説明会」と10月分「親子見学会」の受付情報

10月31日(土)の「入試説明会」は、小学校6年生が対象です。サレジオ学院は2026年10月1日、この説明会の受付開始を公式サイトで知らせました。

ここで確かめておきたいのは、対象学年が明記されている点です。一方、今回確認できた公式本文には、開催時刻、定員、費用、募集人数、申込方法の記載はありません。資料にない条件を補って考えず、学校の案内に沿って申し込むことになります。

もう一つ、2026年9月29日付で「親子見学会」の10月分が受付中と掲載されています。ただし、公式本文から確認できるのは「10月分」と「受付中」ということまでです。対象学年、個別の開催日、時刻、定員、費用、募集人数、申込方法は、この資料には示されていません。

入試説明会と親子見学会は別の行事です。10月31日(土)という日付と小学校6年生という対象は入試説明会の情報であり、親子見学会の条件ではありません。名前が並んでいると同じ条件のように受け取りやすいのですが、そこは分けて読む必要があります。

参加を考える場合は、希望する行事の名称と受付状況を確かめたうえで、申込方法などの最新情報を学校公式ページで最終確認してください。

サレジオ学院のお知らせを公式ページで確認する

二つの説明会をどう選ぶ

秋になると、「学校説明会は前にも聞いたけれど、もう一度行ったほうがよいでしょうか」と相談を受けます。同じ学校の説明会が続くと、全部に参加しなければ何かを聞き逃すように感じることがあります。けれど、今知りたいことによって選んでよいのです。

サレジオ学院では、2026年10月3日(土)14時から学校説明会、10月31日(土)14時から小6対象の入試説明会が予定されています。公式サイトには、校内で行う説明会のWeb受付を1か月前から始めるとの案内もあります。

学校生活や教育内容をもう少し知りたい家庭には、10月3日の学校説明会が候補になります。一方、受験校として考え始めており、入試について確かめたい小6の家庭なら、10月31日の入試説明会のほうが目的に合いやすいでしょう。行事名から確認できる範囲では、そう分けて考えられます。

ただし、説明会へ行く前に勉強の進め方を変えることはありません。2027年度の募集要項はすでに公式サイトへ掲載されています。試験日や出願に関わる項目は要項で先に確かめ、読んでも判断しにくかった点だけを説明会へ持っていけば十分です。資料に書いてあることと、当日確かめたいことが混ざりにくくなります。

塾の面談でも、説明会に参加した直後は「あれも直したい、これも始めたい」という話になりがちです。これは、よくあります。けれど、学校から聞いた内容を過去問や今の勉強と照らす前に、教材を増やす必要はありません。今の予定に関わる話なのか、もう少し先に考える話なのかを分ければよいと思います。

二つとも参加するか、一方に絞るかは、回数ではなく知りたい内容で決めます。日程や受付状況は、サレジオ学院公式の学校説明会・イベント一覧で確認してください。

9月19・20日はサレジオ祭

サレジオ学院は、2026年度の「サレジオ祭」を9月19日(土)と20日(日)に開催すると発表しています。文化祭は、学校案内だけでは分かりにくい生徒の様子や校内の空気を確かめられる機会です。算数の話が続いていましたので、今回は今週末の学校情報を整理します。

開催日時と予約

初日は9月19日(土)の10時30分から16時30分まで、2日目は9月20日(日)の9時30分から16時までです。サレジオ祭への入場予約は必要ありません。

一方、サレジオ祭実行委員による「本校教員の体験授業」と、高校生徒会による「校内見学」は、当日に生徒作成のサレジオ祭Webページで予約を受け付ける予定です。受付開始は19日が10時、20日が9時の見込みと案内されています。文化祭への入場と、この二つの企画の予約を分けて確認しておくと分かりやすいでしょう。

当日の注意点

校舎内は下足で入れますが、床面保護のためハイヒールは遠慮するよう案内されています。模擬店の支払いは原則として電子決済です。利用できる決済方法や、現金のみ・現金対応も可能となる一部企画については、公式のお知らせに詳しく掲載されています。

学校に駐車場はありません。路上駐車や近隣店舗の駐車施設の利用も避け、公共交通機関を利用するよう案内されています。荒天などで予定が変わる場合も公式ページで告知されますので、出発前に改めて確認してください。

サレジオ学院公式サイトの「サレジオ祭」開催案内

図形は書き込む順で変わる

図形問題の直しで、問題用紙が数字と補助線でいっぱいになっていることがあります。「最初に何を書いたの?」と聞くと、本人もすぐには答えられません。問題文にあった長さと、自分で計算した長さが同じように並び、どの線を使ったのか追えなくなっています。解き方を知らないというより、書き込む順が崩れているのです。

2023〜2025年のサレジオ学院の算数では、円、角度、面積、立体、展開や面の見方など、幅のある図形問題が確認できます。空欄補充が多く、途中の考え方を長く書く形ではありません。その分、図から読み取ったことを正しい数値へつなげられるかが得点に表れます。前の空欄で使う辺や面を取り違えると、そのあとの空欄までずれることがあります。

図への書き込みは、問題文にある事実から始めます。与えられた長さや角度を線の近くへ書き、等しい辺には同じ印、平行な線には矢印を入れます。立体や展開図なら、対応する頂点や辺に同じ記号を付けます。ここで一度、「どの長さ、角度、面を求めるのか」を確かめます。補助線はそのあとです。何を出すために引くのかが決まっていない線は、図を見にくくすることがあります。

たとえば角度の問題で、初めから辺を何本も延ばす子がいます。ところが、もとの図にある平行の印を書き落としていて、同位角や錯角を使う場所がずれている。円や面積なら、半径が等しいことを先に図へ残すと、見るべき三角形が見つかる場合があります。立体では、見取り図だけを頭の中で回さず、展開図と見取り図の対応する辺を一組ずつ確かめたほうが、表裏や隣り合う面の取り違えを減らせます。

ご家庭で過去問を見るときは、答えの正誤だけでなく、書き込みの出どころを尋ねてみてください。「この数字は問題文にあったもの?」「こちらは計算して出したもの?」「この補助線で何を見ようとした?」の三つです。すぐ説明できない書き込みが多ければ、計算ミスに見えた失点も、実際には図の途中作業で起きているかもしれません。正解していても、根拠のわからない線が重なっている答案は一度見直したいところです。

直しでは、元の書き込みを全部消さず、その図を見ながら別の紙へ解き直します。問題文の情報、対応を示す印、求めるもの、必要な補助線、自分で出した数値の順になっているかを比べます。毎回まったく同じ図になる必要はありません。ただ、思いついた線から引くのではなく、図にある事実を置いてから使う形を決める。この順が安定すると、サレジオ学院の円や角度だけでなく、立体や展開図でも途中のずれを見つけやすくなります。

空欄の横のメモを消さない

過去問の直しをしていると、答えは合っているのに、本人も「なぜこの数になったか」を説明できないことがあります。計算の跡だけが残り、何を求めた式なのかが分からない。サレジオ学院の算数に取り組む子には、ここを少し気にして見ています。

サレジオ学院の算数は空欄補充が多く、表や図から条件を整理して数値を入れる問題も見られます。空欄が並ぶと、子どもは数字を埋めることに意識が向きがちです。ただ、計算が合っていても、「人数」を求める欄に別の途中結果を入れてしまうことがあります。

練習では、式を書く前に問題用紙の空欄や余白へ短い言葉を残します。「面積」「何番目」「残りの個数」くらいで十分です。条件が複数あるときも、文章を写す必要はありません。「偶数だけ」「Aを除く」など、今回使う条件だけを書きます。表なら、数字の列に「回数」「合計」と小さく見出しを付けます。

このメモは、答えを出したあとも消さずに残します。直しで見るのは正誤だけではないからです。求めるものを勘違いしたのか、条件を一つ使わなかったのか、それとも計算で崩れたのか。書き残しがあれば、どこでずれたかを本人がたどれます。正解した問題でも、条件のメモがなく、たまたま数字が合っただけなら、解き方を確かめ直せます。

塾の通常授業では、式を立てて答えを出すところまで速く進むことがあります。そういう進め方も珍しくありません。ただ、サレジオ学院の過去問に入ったら、空欄の意味を手元に残す練習も混ぜたいところです。毎問ていねいな文章を書くのではなく、迷いやすい空欄に二、三語を添える。その程度からで構いません。

時間が足りないときは、整理に手間のかかる問題を抱え込まず、意味を確認できた空欄から埋めます。条件のメモが残っていれば、いったん離れた問題へ戻るときも、最初から読み直さずに済むことがあります。

長い問題文から必要な条件を拾う

サレジオ学院の理科では、問題文が長く、実験の条件や結果が文章の中に細かく書かれています。最初からすべてを覚えようとすると、何を使えばよいのか分からなくなります。大切なのは、設問を先に見て、必要な条件だけを拾うことです。

たとえば計算問題なら、重さ、体積、時間、割合など、式に使う数字へ印をつけます。実験問題では、「変えた条件」「変えなかった条件」「実験の結果」を分けて読みます。表やグラフがある場合も、先に縦軸と横軸を確認し、何と何を比べているのかをつかんでください。

サレジオ学院では、浮力、化学反応、水質調査、地震など、身近な知識を長い文章や資料と組み合わせて出題する形が見られます。知らない題材に見えても、答えに必要な材料は問題文の中に用意されています。

過去問を直すときは、正解だけを確認するのではなく、「この設問では、どの条件を使ったか」を見直しましょう。長い文章を全部理解しようとするより、問われていることに必要な条件を正確に拾う方が、得点につながります。

小問を一つずつ切り離さない

前の小問は、次の問題を解くためのヒント

サレジオ学院の算数では、一つの大問の中で小問が段階的に並び、(1)で求めたことを使って(2)、(3)へ進む問題が見られます。ところが、前の小問が解けると、そこでいったん考えを切ってしまう子は少なくありません。

大切なのは、(1)の答えを出したあとに、「なぜこの数を求めさせたのか」と考えることです。次の小問を読む前に、求めた数値や分かった関係を図や表に書き込みます。すると、次に使う条件が見えやすくなり、最初から考え直す必要もなくなります。

反対に、(1)が解けなかった場合でも、そこで大問すべてをあきらめる必要はありません。(2)以降の条件から答えを推測できたり、前問の結果を使わずに解けたりすることもあります。小問はつながっていますが、必ずしも一問できなければ全部できないわけではありません。

過去問を直すときは、答えだけでなく「前の小問が次のどこで使われたか」を確認してください。問題の流れを読む練習が、サレジオ学院の算数では得点につながります。

答えだけの問題と、考え方を書く問題を切り替える

サレジオ学院の算数は、答えだけを書く問題が多くあります。計算、一行問題、図形、条件整理など、まずは正確に答えを出して空欄を埋める力が必要です。ただし、それだけで終わる試験ではありません。後半には、途中の考え方や理由を求める問題も出てきます。

受験生が気をつけたいのは、問題ごとに「答えだけでよいのか」「考え方まで見せるのか」を切り替えることです。答えだけの問題では、式を長く書きすぎる必要はありません。単位、条件、図の対応を確認し、確実に答えを入れることを優先します。

後半は、考えた道筋を短く残す

一方で、理由や途中の考え方を書く問題では、答えだけでは足りません。何を比べたのか、どの条件を使ったのか、なぜその計算になるのかを、短くてもよいので答案に残す必要があります。長い説明を書くというより、採点者が考え方を追えるようにすることが大切です。

そのためには、普段の演習から、答えが出たあとに「なぜそう言えるか」を一言で書く練習をしておくとよいでしょう。表を使ったなら、どの数字を比べたのか。図形なら、どの面や辺に注目したのか。立体なら、どの部分を引いたり足したりしたのか。そこを残せるかどうかで、後半の得点が変わります。

サレジオの算数では、前半は正確に取り、後半は考え方を見せる。この切り替えを意識して練習することが、得点を安定させるポイントになります。