小問を一つずつ切り離さない

前の小問は、次の問題を解くためのヒント

サレジオ学院の算数では、一つの大問の中で小問が段階的に並び、(1)で求めたことを使って(2)、(3)へ進む問題が見られます。ところが、前の小問が解けると、そこでいったん考えを切ってしまう子は少なくありません。

大切なのは、(1)の答えを出したあとに、「なぜこの数を求めさせたのか」と考えることです。次の小問を読む前に、求めた数値や分かった関係を図や表に書き込みます。すると、次に使う条件が見えやすくなり、最初から考え直す必要もなくなります。

反対に、(1)が解けなかった場合でも、そこで大問すべてをあきらめる必要はありません。(2)以降の条件から答えを推測できたり、前問の結果を使わずに解けたりすることもあります。小問はつながっていますが、必ずしも一問できなければ全部できないわけではありません。

過去問を直すときは、答えだけでなく「前の小問が次のどこで使われたか」を確認してください。問題の流れを読む練習が、サレジオ学院の算数では得点につながります。

答えだけの問題と、考え方を書く問題を切り替える

サレジオ学院の算数は、答えだけを書く問題が多くあります。計算、一行問題、図形、条件整理など、まずは正確に答えを出して空欄を埋める力が必要です。ただし、それだけで終わる試験ではありません。後半には、途中の考え方や理由を求める問題も出てきます。

受験生が気をつけたいのは、問題ごとに「答えだけでよいのか」「考え方まで見せるのか」を切り替えることです。答えだけの問題では、式を長く書きすぎる必要はありません。単位、条件、図の対応を確認し、確実に答えを入れることを優先します。

後半は、考えた道筋を短く残す

一方で、理由や途中の考え方を書く問題では、答えだけでは足りません。何を比べたのか、どの条件を使ったのか、なぜその計算になるのかを、短くてもよいので答案に残す必要があります。長い説明を書くというより、採点者が考え方を追えるようにすることが大切です。

そのためには、普段の演習から、答えが出たあとに「なぜそう言えるか」を一言で書く練習をしておくとよいでしょう。表を使ったなら、どの数字を比べたのか。図形なら、どの面や辺に注目したのか。立体なら、どの部分を引いたり足したりしたのか。そこを残せるかどうかで、後半の得点が変わります。

サレジオの算数では、前半は正確に取り、後半は考え方を見せる。この切り替えを意識して練習することが、得点を安定させるポイントになります。

条件を自分の手で整理する算数

サレジオ学院の算数で気をつけたいのは、難問を特別な解法で突破することよりも、問題文にある条件を自分の手で整理してから考えることです。計算、数の性質、表の読み取り、図形、立体など、出題される分野は幅がありますが、共通しているのは「与えられた条件をそのまま使える形に直せるか」という点です。

たとえば、表が出てきたら、数字だけを追うのではなく、何と何を比べる表なのかを先に確認する。行と列の意味、単位、増えるもの、減るものを短くメモしてから計算に入る。図形なら、見えている形だけで判断せず、等しい辺、同じ角、重なっている部分、対応する面や辺を図に書き込む。立体では、正面・横・上から見た図を別々に考えるのではなく、同じ部分がどこに対応しているかを結びつけて考える必要があります。

ここで差がつくのは、ひらめきではありません。問題文を読んだあと、すぐ式を立てる子ほど、条件を一つ落としたまま進んでしまうことがあります。逆に、式に入る前に「これは何を比べているのか」「どの条件をまだ使っていないか」を確認できる子は、途中で迷っても戻る場所があります。

家庭での練習では、答えが合ったかどうかだけで終わらせないことが大切です。解き直しのときに、問題文の条件に番号をつけ、使った条件を式や図の横に対応させてみる。表の問題なら、どの列を使って考えたのかを説明させる。図形なら、なぜその辺や角に注目したのかを一言で言わせる。長い解説を書かせる必要はありませんが、「どこを見てそう考えたか」は確認したいところです。

塾の演習では、速く処理することが重視されがちです。しかし、サレジオ学院を考えるなら、速さだけに寄せすぎると危険です。条件を雑に読んだまま正解した問題は、次に同じようには解けません。むしろ、少し時間がかかっても、表に戻す、図に書く、単位を確認する、使っていない条件を探す、という作業を身につけることが大事です。

WEBワークスや個別ワークスを使うなら、単に問題数を増やすのではなく、「条件整理のしかた」を直す練習に使うのが効果的です。どの条件を落としやすいのか、表で迷うのか、図で対応を見失うのか。そこがわかれば、対策はかなり具体的になります。サレジオ学院の算数では、最後の難問だけを見るのではなく、問題全体を通して、条件を正しく扱う力を育てていくことが必要です。

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理科は資料を読み取る力をつける

サレジオ学院の理科で意識したいのは、知識を覚えることだけでなく、資料を読み取って考える力です。実験の手順、図、表、グラフ、会話文が組み合わされ、そこから条件を整理して答える問題が出ます。用語を知っていても、資料のどこを使うのかが見えなければ得点にはつながりません。

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国語の漢字ミスを減らす

入試直前に「漢字で落とすかも」と焦る顔はよく見ます。サレジオ学院は落ち着いた校風で、教師と生徒の距離が近い点が特徴です。2026年度の募集要項では、A試験・B試験ともに国語・算数・社会・理科の4教科で実施されていますから、国語でのミスはそのまま総合点に響きます。

受験生が自分で直すべきこと

解答の最終チェック順を決めること。漢字の読みと送り仮名、字形(画数やはね・はらい)、意味に照らした語の使い方を順に確認する癖をつけてください。答案の字体は自分で読み返せることが第一です。字が小さくなったり雑になったときにどこで崩れるか、本人が気づけるようにすることが大事です。

塾の進度や組み分けで漢字・表記の反復が抜けがちになることがあります。塾のクラスと学校別対策は別物だと受験生本人が理解しておくと動きやすいです。学校独自の答案の傾向は募集要項以上に推測せず、学校別の問題意識を早めに持つことが有効です。

反復にはWEBワークスのような仕組みが使えますし、学校別ゼミや個別ワークスは漢字の反復と答案チェックの習慣づけに役立ちます。個別ワークスとは

4科の穴を後回しにしない

志望校が決まると、算数の得点や塾のクラスに目がいきがちです。サレジオ学院を受ける家庭でも同じです。ただ、A試験・B試験ともに国語・算数・社会・理科の4教科で実施されるという事実は変わりません。だからこそ、算数だけで安心してはいけません。

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4科のバランスを見直す

塾で上位クラスにいると、どうしても安心したくなります。確かに、上位クラスで勉強していることは大きな力です。算数の難しい問題に触れる機会も多いでしょうし、周りのレベルも高い。これは決して悪いことではありません。

ただ、サレジオ学院を志望する場合、そこで一度立ち止まって考えておきたいことがあります。サレジオの入試は4科で行われます。つまり、算数だけ、あるいは塾のクラスだけで合否を判断することはできません。

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サレジオ学院をめざすなら、算数だけで安心しない

算数は得意。でも国語に不安がある。

サレジオ学院を志望するご家庭では、こういうケースが少なくありません。塾のクラス分けでは算数の成績が大きく影響することも多く、算数で点が取れていると、つい「このまま行けるのではないか」と考えがちです。

しかし、サレジオ学院の入試は4教科です。算数だけで押し切る、という考え方ではなく、4科全体でどう点をまとめるかを、早い段階から家庭で考えておく必要があります。

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サレジオ学院:過去問はいつから始めるべき?塾の組み分けと家庭の優先順位

サレジオ学院を志望校として考えるようになると、保護者の方が気にされるのは、やはり過去問をいつから始めるか、ということでしょう。

もうひとつは、今通っている塾のクラスや組み分けで、このまま十分なのか、という点です。

ただ、過去問を始める時期は、単に「6年の何月から」と決めるものではありません。むしろ大事なのは、今、子どもにどの力がそろっていて、どこがまだ足りないのかを見極めることです。

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