4科の穴を後回しにしない

志望校が決まると、算数の得点や塾のクラスに目がいきがちです。サレジオ学院を受ける家庭でも同じです。ただ、A試験・B試験ともに国語・算数・社会・理科の4教科で実施されるという事実は変わりません。だからこそ、算数だけで安心してはいけません。

サレジオ学院の入試が見ている力

入試科目が4教科である以上、学校は幅広い基礎学力と、教科ごとの読み取りや説明力を求めます。記述の有無や配点の細かいことは募集要項に従ってください。ここで言いたいのは、点数の大小よりも「同じミスが繰り返されているか」を見てほしいということです。

たとえば理科で知識はあるのに、問題文の状況説明を自分の言葉で説明できない。社会で年号や語句を暗記しているが、問われ方が変わると答えられない。国語で設問の指示を取り違える――こうした傾向は点数だけでは気づきにくい。

家庭で今日から見ること、手を入れること

週ごとに4教科の答案を並べてください。点数より先に、同じ種類の失点が続いていないかを確認します。計算ミスが多いのか、文章を読み落としているのか、知識の抜けが原因か。理由が見えれば手の入れ方はシンプルです。

理科・社会は覚え直しで終わらせないでください。暗記した項目を本人に説明させる。言葉で説明できれば定着度は高い。書くだけ、丸暗記だけで満足していると、本番で「聞かれ方が変わる」と途端に弱くなります。

国語では設問の指示に注目させてください。「指示を読み飛ばす」ことが依然として多いミスです。解き方を親が全部教える必要はありません。問いを声に出して読み、子どもに「設問を説明して」と促すだけで、読み取り力のクセは見えてきます。

算数の出来は大切ですが、塾のクラスや偏差値で安全だと判断するのは危うい。塾の組み分けは母集団の中での順位であって、志望校の出題の出し方と直結しないことが多いからです。学校別の視点は早く持ってください。

親の役割は教えることではなく、見取り・支え・修正の補助です。具体的には答案の傾向を見る、説明させる、次の小さな目標を一つだけ設定する。この三つで十分に変化は出ます。全部を詰め込もうとすると、子どもの自発性が失われます。

小さな次の一歩の例を一つ。理科で同じ用語を間違えているなら、週に一回、その用語を口頭で説明させる場を作る。国語で指示ミスが続くなら、その設問だけを切り出して読む習慣をつける。過剰な予定表は不要です。短く、確実に。

最後に。過去問をやるのは必要ですが、何年分もただ詰め込むのは順序が逆です。学校別の視点を早く持ち、4科の穴を家庭で見つけ、子どもに説明させて直す。その繰り返しが効きます。

さらに具体的な進め方や、家庭での手伝い方に不安が残るなら、比較検討の材料としてフリーダムオンラインとは をご覧ください。短く負担の少ない形で学校別の弱点を補う方法を示しています。