中大横浜 理科出題傾向

中大横浜は傾斜配点で、算数、国語が150点、理科、社会は100点満点の500点満点です。

理科は大問4題。

生物、地学、物理、化学の4分野から1題ずつ。小問数でいうと33~34問程度になるので、大問1題についておおよそ8問平均で小問が作られています。

したがって小問1問あたりの点数は3点。全体が500点満点ですから、割と差が大きくつきやすいように出来ているのが全体としての特徴ですが、理科もその通りで1問について3点はちょっと間違えると下になりやすい。

しかし、全体の平均点で見ると、第1回の受験者平均が70.0、第2回でも62.1。算数の平均点が全体で6割を切るレベルで考えてみると、比較的与しやすい。きちんと基本的なことがわかっていれば、あまりややこしい化学や物理の問題は出題されない、ということになります。

これはある意味受験生にとっては、有難い部分でしょう。特に物理や化学はちょっと負担に感じる受験生が多いので、まずはしっかり基礎を固めよう、という考えで勉強を進めていけば良いのではないでしょうか。

ただし・・・。

バランスは失ってはいけないと思います。4分野満遍なく出題されるということで考えれば、穴があるべきではない。例えば物理の範囲で電気は出て欲しくないな、というようなことのないように、どの分野もしっかり取り組んでいきましょう。