定規もコンパスも机に置かない

サレジオ学院の2027年度一般入試では、机の上で使える筆記具は鉛筆またはシャープペンシルと消しゴムです。下敷き、定規、コンパスは使えません。試験中、筆箱もかばんに入れます。A試験とB試験に共通する注意です。

これは、持ち物だけの話ではありません。2023年から2025年のA試験算数では、円、角度、面積、立体、展開図などの問題が出ています。定規とコンパスが使えなくても、図形を考える場面はあるのです。

ところが、過去問を解くときだけ定規できれいに線を引いていると、本番とは違うやり方が残ります。印刷された図へ書き込みにくくなり、余白に描き直したいときも、使えるのは鉛筆だけです。道具を外すのは、入試直前からでなくてよいでしょう。

フリーハンドの図は、見栄えを整えるためのものではありません。問題文にある長さ、等しい辺、角度、対応する面を置き、計算に使える形にするためのものです。線が曲がっていても構いませんが、見た目の長さや角度で答えを決めるわけにはいきません。

制限時間だけ本番に合わせ、机の上は普段のまま、という過去問演習は少なくありません。しかし、使えない道具まで同じにして初めて、本番での手の動きが分かります。サレジオ学院の図形対策で先に変えるのは、解き方を増やすことではなく、机の上の道具を減らすことです。

サレジオ学院「2027年度一般入試募集要項」